top of page

【労災について】

  • komatsu-ktw
  • 2023年8月10日
  • 読了時間: 2分

小金井市の小松社会保険労務士事務所です。

労働者災害補償保険(通称:労災)について解説します。


労災は、「労働者の業務上の事由または通勤による労働者の傷病等に対して

必要な保険給付を行い、あわせて被災労働者の社会復帰の促進等の事業を行う」

ことを目的としています。


労災は大きく2つに分けられます。

①業務災害

業務に起因する負傷・疾病・障害・死亡等に対して

労災認定された場合に給付を受けることができます。

・出張中は、移動中であるか否かを問わず、業務災害になります

・休憩中に怪我をした場合は労災にはなりません(対象外)


②通勤災害

自宅~職場の通勤途中の負傷・疾病・障害・死亡等に対して

労災認定された場合に給付を受けることができます。

・仕事帰りに寄り道をした場合、それ以降は通勤とはみなしません

 ただし、日常生活上必要な行為の場合、その逸脱・中断を除いて

 通勤とみなします


●給付の範囲

・治療費:治療費の10割が労災から給付されます(本人の自己負担はありません)

・休業補償:会社を休んで給料が支払われない場合、平均賃金の8割が給付されます

      (ただし給付は休業の4日目以降から)


●対象者

労災の対象者は、正社員だけではなくパートやアルバイトも含みます。

社長や役員等は、労働者ではないため労災の対象外です。


★POINT

労災の場合、病院の窓口において健康保険証を提示しないで下さい。

必ず「仕事中」や「通勤途中」であることを伝えて下さい。


 
 
 

最新記事

すべて表示
【職場における熱中症予防対策の義務化について】

小金井市の小松社会保険労務士事務所です。 熱中症の重篤化を防止するため、労働安全衛生規則の一部が改正されて 下記の作業が見込まれる会社に対して、令和7年(2025年)6月1日から熱中症予防対策の実施が罰則付きで義務付られました。 ●対象の作業...

 
 
 
【育児時短就業給付金とは?】

小金井市の小松社会保険労務士事務所です。 2025年4月、雇用保険に「育児時短就業給付金」という新制度が創設されました。これは子育て中の社員が仕事と育児を両立しやすくするよう、国が経済的に支援する制度です。今回は、新設された「育児時短就業給付金」についてご紹介します。...

 
 
 
【住民税の特別徴収と普通徴収について】

こんにちは、小金井市の小松社会保険労務士事務です。 例年5月中旬頃になりますと、会社に 市区町村から特別徴収税額決定通知が届き始めます。本日は住民税の 普通徴収 と 特別徴収 について解説させていただきます。住民税とは、都道府県民税と市民税を合わせたものです。...

 
 
 

Comentarios


bottom of page